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第6回 文字のアウトライン化
フクロウ先生
今回は実践重視!デザインに文字を入れるなら必ず覚えておかないといけないことを説明するぞい
オリカくん
前回は余り役に立たなさそうな話でしたもんね
フクロウ先生
余計な事を言わんでよろしい!
フクロウ先生
さて、カレンダーを作るに当たって、文字は必ず必要になるじゃろ
オリカくん
そりゃあカレンダーですからね!
フクロウ先生
うむ。そこで気を付けないといけないのがフォントなのじゃ
オリカくん
ゴシックとか明朝とか楷書とかのことですよね
フクロウ先生
そうじゃ。少し難しく言うと、文字の形を格納しているデータのことじゃな
オリカくん
はい
フクロウ先生
そのフォントじゃが、自分で追加や削除ができる。つまり環境によってインストールされているものが違ってくるんじゃ
オリカくん
ですね。ボクもフリーフォントは結構ダウンロードしてます!
フクロウ先生
ホホウ。ではオリカくん、そのフリーフォントを使って、Illustratorで何か作ってみてくれるかの
オリカくん
はい。こんな感じでどうでしょう
フクロウ先生
みかちゃんフォントとはまた懐かしいものを・・・
フクロウ先生
まあええじゃろ。そのみかちゃんフォントじゃが、今ワシの環境には入っておらん。するとオリカくんの作ったデータはこのように見えるのじゃ
オリカくん
全然違うフォントになりましたよ!
フクロウ先生
うむ。Illustratorではフォントを指定したとしても、保存したファイルに残るのはフォントの名前だけで、フォントの形自体は毎回インストールされたフォントから読みにいってるんじゃ
オリカくん
つまり開く環境でそのフォントがない場合は、違うフォントに置き換わっちゃうってことですか
フクロウ先生
その通りじゃ。最近のバージョンじゃと、フォントがない場合はさっきのようにピンク色の背景がつくんで一発でわかるぞい
オリカくん
へ~。じゃあ、みかちゃんで作ったデータは、フォントごと渡さないといけないんですか?
フクロウ先生
違うんじゃ。それについては結構グレーなところもあるんじゃが、フォントにもちゃんと著作権があるでの、基本的には第三者間で受け渡しはしないんじゃ
オリカくん
それならどうやったらいいんでしょう
フクロウ先生
うむ。答えはフォントをパスにしてしまえばええんじゃ。これをアウトライン化というぞい
オリカくん
おおお、ほんとにパスになった!
フクロウ先生
パスにした時点で、フォントは全く関係なくなるからの。そのフォントがない環境でも同じように見えるようになるんじゃ
オリカくん
なるほど~
フクロウ先生
実はアウトライン化以外にも、ラスタライズという方法があるんじゃが、それはまたの機会に説明するぞい
オリカくん
はーい。ところでPhotoshopの場合はどうすればいいんですか?
フクロウ先生
うむ。テキストレイヤーをパスに変換すればOKじゃ
オリカくん
Photoshopでも出来るんですね!
フクロウ先生
ラスター画像と組み合わせているデータだとあまり意味はないんじゃが、Illustratorが使えない場合は必要じゃぞい
オリカくん
分かりましたー
キャラクター紹介
オリカくん
柴犬の少年。ただいまカレンダーづくりを勉強中。
青海波模様のスカーフがチャームポイントで、実はグッズ化を狙っている。
フクロウ先生
カレンダーの制作などについて教えてくれる、ワシミミズクの先生。希望するCVは伊武雅刀さん。