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第4回 ベクターとラスター
フクロウ先生
さて、早速じゃがオリカ君はベクターとラスターという言葉を聞いたことがあるかの?
オリカくん
・・・
オリカくん
!
フクロウ先生
?
オリカくん
必殺ぅベクタァァァットラスタァァァッ!!
オリカくん
(ドヤァ)
フクロウ先生
ドヤァじゃないわい!
フクロウ先生
ベクターとラスターは、いわゆる画像の種類を大きく二つの形式に分けて考えるものでの、ペイントとドローとも言うんじゃよ
オリカくん
画像の種類というと、.jpgとか.pngとかのことですか?
フクロウ先生
残念ながら全く違うぞい。それはまた今度にやろうかのう
フクロウ先生
簡単に説明すると、ベクター形式とは座標や角度などの計算によって描画され、ラスター形式は1ピクセルごとに色と濃度が記録されたものを描画するものじゃ
オリカくん
座標や角度・・・ベクター形式はIllustratorのペンツールですね!
フクロウ先生
ホッホ、その通り。あれはどれだけ拡大しても綺麗に描画されるじゃろう。それは計算によってその都度描画されておるからなんじゃ
フクロウ先生
もちろんペンツールで作ったものだけでなく、打ち込んだ文字などの拡大しても品質の落ちないものはベクター形式じゃぞ
オリカくん
なるほど~
フクロウ先生
ラスター形式でもっとも身近なものは写真じゃな。ラスター形式の画像は1ピクセルという枠の中に何が描画されるかが決まっておるから、拡大しても1ピクセルという枠自体を大きく見せることしかできんのじゃ
オリカくん
分かったような分からないような
フクロウ先生
フム、一度縮小をすれば分かりやすいかの
フクロウ先生
10×10pxで円を描いたラスター画像を、2×2pxに変形したとすると、全部で4px分の色しかなくなってしまうので、円ではなく正方形になってしまう。これを再び拡大しても、その正方形が大きくなるだけなんじゃ
オリカくん
全く別物になりましたよ!
フクロウ先生
これがIllustratorで描いたベクター画像であれば、この通り元の円に戻るじゃろう
オリカくん
ですね。でもそれならもう全部ベクター画像でいいんじゃないですか?
フクロウ先生
先ほども言ったように、ベクター画像は計算によってその都度描画しておる都合上、あまり複雑な図形には向かんのじゃ。複雑になればなるほど、高い計算能力が求められることになるからの
オリカくん
適材適所ってことなんですね!
フクロウ先生
そうじゃのう。ちなみにIllustratorでもラスター画像が扱えるし、Photoshopでもベクター画像が扱えるぞい
オリカくん
Illustratorはリンクや埋め込みの画像、Photoshopはパスですね!
フクロウ先生
その通りじゃ。Illustratorにせよ、Photoshopにせよ、表現したい内容に応じたツールの使い分けが大事じゃぞ。
オリカくん
頑張ります!
フクロウ先生
次回は拡張子について説明するぞい
オリカくん
お楽しみに~
キャラクター紹介
オリカくん
柴犬の少年。ただいまカレンダーづくりを勉強中。
青海波模様のスカーフがチャームポイントで、実はグッズ化を狙っている。
フクロウ先生
カレンダーの制作などについて教えてくれる、ワシミミズクの先生。希望するCVは伊武雅刀さん。